ディズニー・ピクサーの新作映画「リメンバーミー」。
ハンカチどころか感動の涙でタオル持参の人、続出です。
どうせ1度か2度しか見れないなら、てっていてきに感動を味わいたいですよね。
この記事ではディズニーピクサー映画新作「リメンバーミー」で感動のコツがわかるよう、coco(ココ)・ヘクターがどんな人なのか、忙しいみなさんのために「ネタバレ」をさくっとまとめてみました。
【ディズニーピクサー・リメンバーミー】coco(ココ)はどんな人!?【意味】
coco(ココ)は主人公の少年「ミゲル」の「ひいおばあちゃん」にあたる人です。
映画の中ではまだかろうじて生きていて、揺りいすのようなのにずっと座っているんですよ。
画像引用元:http://www.disney.co.jp/movie(以下同)
ミゲルの自宅のシーンで、最初の方と最後の方に、少しだけでてきます。
出演シーンはそれほど多くないのですが、この映画の原語タイトルは「coco」(ココ)と、ひいおばあちゃんの名前なんですよ。
主人公ミゲルではなく、ひいおばあちゃんの名前が映画タイトルになるくらい、この映画では重要な登場人物なんです。
coco(ココ)は映画の中で座りっぱなしのひいおばあちゃんとして登場する他、「写真」としてすでに祭壇にかざられているんですよ。
ネタバレになってしまいますが・・・・・・主人公ミゲルの家に、亡くなった家族をまつる「祭壇」(さいだん)があるんです。
その祭壇に亡くなった家族の「写真」がかざられているんです。
ピラミッド型にかざられた10枚くらいの写真の、一番上の写真に・・・・・・。
両親にだっこされた「小さな女の子」が写っています。
画像引用元:https://www.youtube.com(以下同)
その幼女の写真が、幼いころの「coco(ココ)」です。
「写真の幼女=揺りいすのひいおばあちゃん」
画像引用元:http://www.disney.co.jp/movie(以下同)
リメンバーミーを100倍たのしむために、まず「揺りいすに座ったひいおばあちゃんcoco(ココ)=写真の幼女」だということを知りましょう。
次はディズニーピクサー映画「リメンバーミー」で、coco(ココ)と同じくらい重要な役割をはたす人物「ヘクター」についてまとめてみました。
【ディズニーピクサー・リメンバーミー】ヘクターはどんな人!?【意味】
ヘクターについてネタバレですが、「coco(ココ)のお父さん」です。
ヘクターはcoco(ココ)のお父さんなので、年齢的に「もう死んで」います。
なのでヘクターは「死者の国」の住人です。
ヘクターは主人公の少年のひいおばあちゃん(coco・ココ)のおじいちゃん、つまり「ひいひい・おじいちゃん」にあたるのです。
●リメンバーミーは「死者の国」をえがいた映画です
リメンバーミーは、映画の最初と最後で「生きている現実」の世界をえがいているのですが、真ん中へんずっとながい間「死者の国」をえがいています。
主人公の少年「ミゲル」は、家族に禁止されてるギターを弾きたいあまり「死者の国」に迷い込んでしまいます。
「死者の国」は死んでいる人たちが住む国なので、すでに亡くなった祖先が住んでいます。
登場人物を分けてみます
生きている人:
ミゲル(主人公)、お父さん、お母さん
画像引用元:http://www.disney.co.jp/movie(以下同)
ミゲルのおばあちゃん(音楽キライで叱ってばかり)
ミゲルのひいおばあちゃん(coco・ココ)
揺りいすにずっと座ってます
(*「1年後」のシーンでは亡くなっていて、祭壇に写真がかざられています)
死者の国に住む人:
イメルダ(ミゲルのひいひい・おばあちゃん。cocoの母)
ヘクターの夫。死者の国でミゲルを世話します。
生前はギターのために家族をすてた夫のせいで、苦労した生活を送りました。
ヘクター(ミゲルのひいひい・おじいちゃん。cocoの父)
イメルダの夫。死者の国でミゲルにお願いごとをします。
「オレの写真を生家の祭壇にかざってほしい」と・・・。
ヘクターは家族をすててギターや音楽をしていたので、生家の祭壇に写真がかざってないんです。
ミゲルが「生きている世界」に戻り、ヘクターの写真を生家の祭壇(ネタバレすると「自分(ミゲル)の家)にかざると、ヘクターは死者の日に自分の生家にかえれるんです。
このあたり「死者の日」の意味がわかりにくいので、次のページにネタバレをまとめてみます。
【ディズニーピクサー・リメンバーミー】死者の日のネタバレとは!?【意味】
リメンバーミー「死者の日」のネタバレですが、この映画では「日本のお盆」をそのままディズニーピクサーがネタでとりあげています。
お盆になると、墓参りやおそなえものをすると「ご先祖さまが数日だけ帰ってきてくれる」
「迎え盆」「送り盆」といいますよね。
日本の「迎え盆」(先祖がくる)「送り盆」(先祖が死者の世界に帰る)をそのまま取り入れて、メキシコの「死者の日」とつくったのが「リメンバーミー」なんです。
映画の中で死者の日は、実際にこの状態でした。
・coco(ココ)ひいおばあちゃんでまだ生きている
・イメルダ(ココの母)
祭壇に写真がかざってあるので、死んでいるけど「死者の日」に生家に帰れる。
自分の娘「ココ」や主人公のミゲルなど家族に会える
・ヘクター(ココの父)
祭壇の写真が「引きちぎられていて」飾られていないので、死んでしまっているし「死者の日」に生家に一度も帰れたことがない。
同じ「死んでいる人」でも、イメルダ(ココ母)とヘクター(ココ父)の差は大きいですよね!
映画の中では「死者の日」に生家に帰れる人・帰れない人は、スーパーなコンピューターできちんと管理され、「顔パス」でデータ化されています。
「生きている世界で写真が飾られている」人は、ゲートをパス。
「生きている世界で写真が飾られていない」人は、出国(?)ゲートをくぐることができないんです。
ヘクターは死者の日がくるたび、毎年どんなに出国ゲートをくぐり、娘のココ(coco)に会いに行きたかったことでしょう。
若くして亡くなったヘクター、ずっとココ(coco)に会えなかったんです。
そして、この映画の悪役は、まさかのまさか、英雄のギタリスト。
白いスーツの悪役が、どん底に落とされる痛快なギャップも、この映画でお楽しみください。