日本と世界でどう違う?全世界のディズニープリンセスにまつわる事情とは?

ディズニープリンセス

女性ならば誰もが憧れる魅力あふれるディズニープリンセスの面々。

「白雪姫」から続くそのひとつのブランドとも言える立場は、どんな作品になったとしても変わることがありません。

魅力を上げるとキリがないですが、プリンセスと呼ばれるキャラクターは性格は違えど各々の「気品さ」を忘れずに振舞っていることが、何よりも多くの女性を惹きつける魅力なのではないかな?と思います。

そんなディズニープリンセスですが、国や作品種によっては集合するキャラクター居合わせる面々にも違いが出てきていることにお気づきではないでしょうか?

今回は、各国のディズニープリンセスにまつわる、ちょっと大人な事情が噛み合ったお話をしていきたいと思います。

ディズニーから見た「プリンセス」の定義とは?

私たちは、ついつい「お姫様だからプリンセス」という単純な感覚を抱いてしまうケースが多いかもしれませんが、実はウォルト・ディズニーから見たちゃんとした「プリンセス」の定義があるんです。

その定義を下にディズニープリンセスが次々と生み出されているわけですが、その内容は彼が亡くなった今でももちろん引き継がれ、ディズニーピクサー最新作「シュガーラッシュオンライン」ではその数々の姿を見せてきたプリンセスが一堂に集まりました。

最新作に隠された「プリンセスになる条件」

実は「シュガーラッシュオンライン」内で、ヴァネロペに向かってラプンツェルが語ったある言葉が大きなヒントにもなっているのですが・・・映画を見た方はお気づきでしょうか?

そのシーンは、ヴァネロペが動画をネット上に拡散している最中にサーバーエージェントに見つかり、逃げ込んだ部屋でプリンセスであるかどうかを聞かれているシーンなのですが・・・ここでラプンツェルは質問をします。

 

「長い髪は?」

 

・・・あ、違う

 

「誘拐や監禁は?」

 

・・・えっとこれじゃなくて(・・;)・・・あ、これか

 

「男の人がいなければ、な~んにもできない女の子だとみんなに思われている?」

 

プリンセスと聞くと、おしとやかで気品があり、常に守られる側の存在だというイメージが強いですが、ディズニーのプリンセスはその真逆をいきます。

常に自分の意思を持ち、最終的な自分の人生に関係する判断は自分で下し、どんな困難があってもくじけずに前を向いて歩んでいく・・・これがディズニーによるプリンセスの姿なんです。

気品は重要項目ですが、それよりも自分の思いを前面に出しきって生きる、女性特有の強さをアピールすることで、世の中の女性ひとりひとりにエールを送っているのかもしれませんね^^。

アメリカと日本ではメンバーが違う?公式のプリンセスと呼ばれるキャラは誰?

ディズニープリンセス

ディズニープリンセス

この項目を説明するにあたってメインとなるのは、アメリカのディズニー運営が設定しているディズニープリンセスは誰かを知ることですね。

アメリカでは、下記12人が主にディズニープリンセスとして挙げられています。

アメリカ版ディズニープリンセス一覧
  • 白雪姫ー1937年公開作品「白雪姫」の主人公で、女王である継母のもとで暮らす14歳の少女。
  • シンデレラー1950年公開作品「シンデレラ」の主人公で、後に父が結婚した継母とその2人の姉らとともに暮らす少女。
  • オーロラ姫ー1959年公開作品「眠れる森の美女」の主人公で、マレフィセントの呪いから身を守るため森の奥の小屋で暮らす16歳の少女
  • アリエルー1989年公開作品「リトル・マーメイド」の主人公で、海の底の世界・アトランティカを統治する国王でもある父を持つ、活発な16歳の少女。
  • ベルー1991年公開作品「美女と野獣」の主人公で、発明家の父のもとで暮らす、本が大好きで想像力豊かな少女。
  • ジャスミンー1992年公開作品「アラジン」の登場人物で、アグラバーの国王・サルタン王の一人娘。無理やりさせられそうになっている結婚を忌み嫌い悩む。
  • ポカホンタスー1995年公開作品「ポカホンタス」の主人公で、インディアンのポウハタン族の首長・チーフ・パウアタンの娘。村の英雄に告白されるも、やはり結婚をするべきかについて悩むことに。
  • ファ・ムーランー1998年公開作品「ムーラン」の主人公で、中国では名高いファ家の一人娘。召集がかけられるも、家計の男子が父以外いないことに危うさを感じ、自ら身分を隠して出頭する。
  • ティアナー2008年公開作品「プリンセスと魔法のキス」の主人公で、遊びや恋愛より仕事をして父の夢を成し遂げようとする勤勉な女性。とある事故でカエルの姿に・・・。
  • ラプンツェルー2010年公開作品「塔の上のラプンツェル」の主人公で、本来ある王国の一人娘だったが、彼女の髪の力を狙った女性の手で誘拐され、塔に監禁状態のまま成長することになる。
  • メリダー2012年公開作品「メリダとおそろしの森」の主人公で、スコットランドのダンブロッホ王国の国王と王妃の間に生まれた長女。活発でお転婆、それゆえ規律正しい王家の生活を嫌っている。
  • モアナー2018年公開作品「モアナと伝説の海」の主人公で、モトゥヌイ島を村として暮らす中で村長・トゥイ・ワイアリキを父とする少女。いずれ村を継ぐとされるも、大好きな海に気持ちが偏っている。

「あれ?あの作品のキャラクターはディズニープリンセスじゃないの?」という感じの一覧なのですが、実はこれが公式で決まっているディズニープリンセスなんです。

さらに細かくすると、日本で特にディズニープリンセスとして商標を用いたり商品展開する場合、表の中の青い文字で書かれたキャラクターがメインに出てくるため、さらに7人までキャラクターが削られていくんです。

意外と狭き門ですよね・・・(;´Д`)。

では他の作品に登場するキャラクターたちの扱いって、一体どんなふうになっているのでしょうか・・・ちょっとその部分をご説明していきたいと思います。

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