ディズニーに行くと一眼レフカメラを持っている女子をたくさん見かけませんか?
最近は携帯やスマホのカメラも進化して素敵な写真を簡単に撮ることができるようになりました。
それなのにどうしてカメラをわざわざ持ってきているの?と思う人も多いです。
スマホの方がいいシーン、一眼レフカメラがあればよりいいシーンに注目してどういう写真が撮れるのか比較してみました。
一眼レフカメラのメリット
一眼レフで素敵な写真を撮るのにはちょっとしたコツがあります。
一眼レフの良い点と、いい写真を撮るためのポイントも一緒にまとめてみました。
面倒な設定・加工が不要
操作が難しいと思われがちな一眼レフカメラですが、実際はそんなことはありません。
確かに初めて触ると難しく感じるかもしれませんが、最近の一眼レフカメラはダイヤルを回すだけでほとんどの設定ができてしまいます。
一眼レフカメラの設定は、やることが多いのではなくできることが多いということなんです。
遠くのものがきれいに撮れる
ディズニーリゾートではどこに行っても人だらけで撮影場所を確保するのも大変ですよね。
ショーやパレードで遠くからキャラクターを撮らなくちゃいけない場面もしばしばあると思います。
そんなズームが活躍する場面では差が顕著に出てきます。
左がスマホ、右が一眼レフカメラで比較してみてみましょう。
実際に並べてみると左側のスマホの画像は荒く感じます。
これは、一眼レフカメラとスマホではズームの仕方が違うことが原因なんです。
「一眼レフカメラが光学ズーム」、「スマホがデジタルズーム」と言われる方式をとっていることがほとんどです。
一眼レフカメラが虫眼鏡のように撮影対象を拡大するのに対して、スマホがデジタル処理で写真の一部を拡大し、あたかもズームしているように見せているのです。
暗いところできれいに撮れる
一眼レフカメラとスマホのカメラの大きな違いの一つにセンサーサイズの違いというものがあります。
センサーサイズが大きいほど撮影に必要な光を取り込みやすいので、暗いところでもきれいに写真が撮れるようになります。
ディズニーでは夜になるときれいなイルミネーションがいたるところで見られるので、暗いところでもきれいに撮れたらとってもうれしいですね。
スマホの画面で見るとわかりにくいかもしれませんが、印刷したりすると黒い部分のざらつきが気になったりします。
フラッシュ(ストロボ)を使えば夜でも大丈夫と思っていると見事ながっかり写真が出来上がりますよ(笑)
上がフラッシュあり、下がフラッシュ無しです。
フラッシュがない方がイルミネーションの輝きもちゃんと撮ることができます。
フラッシュありの写真は他の人が焚いたフラッシュの影響で撮れた写真なのですが、フラッシュを多用すると周りの人もがっかり写真になってしまうので注意しましょうね。
動くものがきれいに撮れる
一眼レフカメラをもってよかったと思った理由として大部分を占めるのが、動くものに対して自動でピントを合わせる性能が高かったり、ピントが合うスピードが速かったりするのでグリーティングやショーで会えるキャラクターがぶれずにとることができ、躍動感のある写真を撮ることができます。
ショーでのキャラクターはひっきりなしに動いているので、スマホで撮ろうと思うと最初から最後まで必死に撮り続けて2、3枚いい写真があればいい方。
写真を撮っていたらショーが終わってしまった……ということもなくなります。
自然なボケが作りやすい
スマホで撮った一眼っぽい写真という物を見るとアプリなどを使って背景をボケさせているものがほとんどかと思います。
一眼レフならフォーカスポイントを合わせて撮るだけで加工いらずです。
絞り値というものをいじるだけでボケの強弱も自由に調節できるので自分の好きな写真を自在に撮ることができます。
液晶画面を使わないで撮影できる
アトラクションで写真を撮りたくても、フラッシュ(ストロボ)・液晶画面を使用しての撮影が禁止されているアトラクションではスマホは使えません。
ですが、一眼レフカメラであれば液晶画面を使わないで撮ることができるので、撮影することができます。
液晶画面を使用して撮影できないアトラクション
- カリブの海賊
- スティッチ・エンカウンター
- ミッキーのフィルハーマジック
- ホーンテッドマンション
- カントリーベア・シアター
- 魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ“アロハ・エ・コモ・マイ!”
- タートル・トーク
- シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ
- マジックランプシアター
- 海底2万マイル
記念に来たディズニーだからこそ、ここに行ったよ!という思い出の写真を撮れる場所が多くなるメリットはかなり大きいでしょう。
スマホのメリット
追加投資が必要ない
一眼レフカメラに手を出せない理由の一つに金銭的な問題があるかと思います。
今は一人一台スマホを持っている時代です。
スマホでも十分写真が撮れるのに、初心者向けとされるエントリー機種ですら7万円以上するので手がないといった声をよく聞きます。
ですが、一眼レフカメラの基本性能は完成されていると言っていいので、一度買ってしまえば買換え交換はほとんど必要ありません。
実際私が使っている一眼レフカメラは2013年に発売されたものですがまだまだ十分現役です。
小さい・軽い
一眼レフカメラは、はっきり言って大きくて重いです。
下の表はエントリー機の一眼レフカメラと一般的なスマホを比較したものです。
項目 | 一眼レフカメラ(エントリー機) | スマホ |
大きさ | 約120×100×70㎜ | 約140×70×8㎜ |
重さ | 約500g | 約200g |
レンズ | 約200g~ | ほぼなし |
これはあくまでも最小構成なので実際はもっと大きく重くなります。
場面によってレンズを変える必要があるので複数本のレンズを持って行くのが一般的です。
私が普段ディズニーに行くときは、カメラ機材だけで2kgを越えてくるのでかなりいい筋トレになっています(笑)
小さくて軽いということは自撮りがしやすいということにもつながるので、自撮り派の人には一眼レフカメラは必要ないかもしれません。
使い慣れている
一眼レフカメラのメリットで「面倒な設定・加工が不要」と言いましたが、それは使い方を理解して慣れてしまえばという話。
慣れないうちはやっぱり使い慣れたスマホの方が思ったような写真を撮ることができるという人もいるでしょう。
スマホは常に手に持っているという人もいるでしょうから、急なシャッターチャンスにはスマホがいいかもしれません。
バッテリーや保存容量の心配が少ない
スマホはもし充電が切れてもモバイルバッテリーで簡単に充電できますが、一眼レフカメラはそう簡単に充電できません。
1日中パークにいると予備のバッテリーを持って行かないと行けなかったりするのでそれだけで荷物が増えてしまいます。
また、一眼レフカメラで撮った写真は写真一枚当たりの容量も桁違いになります。
スマホが大体1Mくらいなのに対して一眼レフカメラで撮った写真は10Mを余裕で越えてきます。
1回のショーで1000枚の写真を撮ることもザラなので保存容量との戦いになります……
被写体に近寄れる
実は一眼レフカメラは被写体に近づいて撮影することが苦手だったりします。
ただし、これは追加でレンズを買わなかった場合の話ですが。
レストランでの食事中や急に現れたキャラクターに急いで一枚撮らせてください!と言ってすぐ取れるのがスマホの強みです。
まとめ
スマホは普段から使っていることもあり、使う場所を考えればこれでも十分思い出を残すことは可能です。
一眼レフを持っていることで、その種類と数が増やせることと、携帯の使い過ぎで連絡不能になる心配もないということはかなりのメリットです。
沢山の人が一眼レフカメラをもってきている理由はそういうところにあります。
スマホは他のアプリを使っているとカメラの起動が遅くなったり、天気によっては見たままの写真が撮りにくいこともあります。
自分の撮りたい写真が一眼レフカメラなら撮れるかもしれないと思った人は是非一眼レフカメラデビューしてみてください。
満足の一枚に出会えるチャンスは確実に増えるでしょう。