自由を愛する異色のプリンセス誕生!「メリダとおそろしの森」ストーリー解説!

メリダとおそろしの森

ディズニープリンセスといえば、可愛くておしとやか、ちょっとお転婆なところもあるけれど優しく気品にあふれる女性が多いですよね。

そんな中でも特に異質なプリンセスとしてよく紹介されるのが、今回紹介する「メリダとおそろしの森」の主人公・メリダですね。

赤いロングヘアを振り乱しながら森の中を颯爽とかけるシーンは、PVの中でも特に印象に残る場面でした。

日本では印象の弱いキャラクターですが、アメリカなどでは「自由の象徴」として多くの女性に愛されているキャラクターなんですよ。

今回は、そんな新機軸のキャラクター・メリダを主人公にした「メリダとおそろしの森」について、ネタバレを含めた作品解説をしていきたいと思います!

【メリダとおそろしの森】ストーリー紹介

メリダとおそろしの森

メリダとおそろしの森

画像参照:YouTube「公式トレイラー」より

まずは、この作品のストーリーを簡単に説明していきます。

ネタバレ要素が多く含まれていますので、閲覧にはご注意ください。

娘の反抗、母の焦り

メリダとおそろしの森

メリダとおそろしの森

画像参照:YouTube「公式トレイラー」より

物語の舞台は、スコットランドのダンブロッホ王国

この国の国王の娘・メリダは、自由を愛する活発な少女として成長していましたが王位継承者であるがため、日頃から母親のエリノア王妃による厳しい教育を受けていました。

そんな母の態度に、自分から自由を奪う煩わしい母親であると思うメリダ。

そんな娘の反応なんてなんのその、国の将来を案じたエノリア王妃は、近辺国のいずれかと平和条約を結ぶがため、娘の婚約者を決めるための競技会を開きます。

しかし、その競技会に割って入ったメリダが他国の王子を差し置いて優勝を奪い取ってしまいます。

この一件を期に王妃とメリダは大喧嘩、メリダは母親の大事にしていたタペストリーを剣で切り裂いてしまい、「お母様は獣(けだもの)よ!」と叫び散らして家を出てしまいます。

森の魔女との出会い、思いもよらぬ結果

メリダとおそろしの森

メリダとおそろしの森

画像参照:YouTube「公式トレイラー」より

愛馬・アンガスに乗り、森の中を颯爽とかけるメリダは、もう王国には戻りたくない気持ちでいっぱいでした。

そんな中、森で彷徨ったメリダの前に「鬼火」が現れます。

鬼火はメリダを森の奥へと誘い、それに乗ったメリダは後を付いていきます。

たどり着いた先では、「森の魔女」がクマの木彫りを作り、売ったお金で生活をしていました。

本来魔法を使うことを禁じられた森の中ですが、それでもメリダは「母親の考えを変えさせる魔法をかけて欲しい」と懇願します。

それに応えた魔女は、魔法のかかったケーキを作り上げ「これを母親に食べさせれば魔法はかかる」と説明しました。

早速家に帰り、母親に偽りの謝罪を込めてケーキを食べさせます。

メリダは魔法の効果が出るのを心待ちにしますが、その結果は思っていたものと反していました・・・なんと母親は熊に変えられてしまったのです

問題はそれだけにとどまりません。

この国では、父親であるファーガス王が凶暴な熊・モルデューに左足を食いちぎられて以降、熊を国内で見つければそれを必ず殺すようにという命令が下されていたのです。

このまま見つかれば母親は確実に殺される・・・嫌な予感を胸に秘めたメリダは、母とともにこっそり国を脱出します。

迫る期限、見つからない鍵

メリダとおそろしの森

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画像参照:YouTube「公式トレイラー」より

魔法の効果は消えることはなく、おまけに二日目の夜明けまでに魔法を解く方法を見つけなければ一生母親は熊のままであること知ったメリダは、徐々に焦りを見せます。

しかし、母親にかけられた魔法を解く鍵はなかなか見つからず、期日は徐々に迫ってきます。

森の中は危険がいっぱい潜んでいますが、メリダの弓術と熊になった王妃のパワー(なおかつ、母親としての子を守る本能)が相まって、様々な危機に対処していきます。

その中で、王妃の本当の想い、そしてメリダ自身の考えにそれぞれ触れることができた二人は、親子としての絆を少しずつ取り戻していきます。

そして改めて二人は、何としてでも魔法を解く鍵を見つけなければと引き締まった思いで手がかりを探し始めます。

敵同士の再会、メリダの決意

メリダとおそろしの森

メリダとおそろしの森

画像参照:YouTube「公式トレイラー」より

二人が手がかりを探している一方、国王はとうとう憎き敵・モルデューの居場所を突き止めます

自分の足を食いちぎった相手に復讐する絶好のチャンスと考え、いよいよ国王自ら出向いてモルデューと対峙します。

最初こそは力技で押し切っていたものの、徐々に戦況は悪化していき、ついに国王が押される展開に。

途中から割って参戦したメリダと王妃も戦いに加わりますが、もともと戦闘を考えていなかった二人にとってはイレギュラーなこと、少しずつ押されていきます。

もうだめだ・・・そう思ったときに奇跡が起きます。

戦いの末に崩れかけていた石の柱が脆く崩れていき、モルデューはその下敷きとなって息絶えてしまいます

その闘いの末、メリダはこれまでの母親に対する身勝手な自身の行動を心から謝罪します

メリダはその証拠として、自分が切り裂いてしまったタペストリーを縫い合わせ、もう間に合わない事への思いを馳せながら母に被せます。

すると・・・なんということでしょう、熊の姿だった母親が、元の人間の姿に戻りました!

魔法を解く最大の鍵は、二人の思いが破られたタペストリーにあったのです。

その後、メリダは他国の王子に「自分の結婚相手は自分の意志で見つける」と話し、共感した王子たちも納得しそれぞれの国へ帰りました。

母も、人として成長した娘の姿を見ながら、「彼女」の意志を尊重することを心に決め、厳しくも優しい母親に変わっていくのでした。

【メリダとおそろしの森】知ってるとお得?映画のおすすめポイント、豆知識をご紹介!

ピクサーオリジナル&初女性主人公作品!

メリダとおそろしの森

メリダとおそろしの森

画像参照:YouTube「公式トレイラー」より

これまでディズニーやピクサーが輩出してきた作品には、どれも原作をもととしたストーリー背景がありましたが、この作品に限って「原作」はありません

そう、ディズニー・ピクサーによるオリジナル作品となったのです!

スタッフの間では、元々プリンセスとしても異色なキャラクターを描きたいという想いがあったものの、原作のある作品から作り上げるとどうしても品行方正なキャラクターに仕上がってしまうらしいですね。

アナと雪の女王」でW主人公だったアナも、自由を愛していたとは言え女王としての品格を保っていましたし、「塔の上のラプンツェル」では、ラプンツェルも元気いっぱいの女の子から品位を持った女性に少しずつ変わっていきました。

最終的には女王としての素質を持ったものの、自由を愛する気持ちを捨てなかったメリダを作り上げるには、やっぱりオリジナルストーリーから作らないといけない・・・その考えには納得させられますね^^;。

さらに、ピクサー作品の中では初の単独女性主人公が誕生した作品でもありました。

女性の強さ、気丈の高さ、男性に負けない想いを描いた最高の作品に仕上がった要素には、これらの部分も含まれてるんだなと感じます!

実は「森の魔女」はヴィランズではない?!

メリダとおそろしの森

メリダとおそろしの森

画像参照:YouTube「公式トレイラー」より

今作の一連の流れを見ていくと、やはり魔法のケーキを渡してしまった「森の魔女」こそがディズニー・ヴィランズなのではないかと勘ぐってしまいます。

ところが、今作のディズニー・ヴィランズは、ファーガス王の足を食いちぎった「モルデュー」だったのです。

ストーリー解説ではあえて説明を省きましたが、彼はもともとダンブロッホ王国建設より前にあった古代王国の王子だったのです。

しかし、魔法による掟を破ってしまったことで、その魔法により熊の姿に変えられてしまったのでした。

そう、今作の魔法による恐ろしい呪いの一つ「二日目の日の出までに手がかりを見つけられなければ一生熊のまま」という呪いの影響を受けたひとりだったのです。

そういった点を考慮に入れると、やはり「森の魔女」はメリダに自分の想いを気づかせるための良心だったのかな?と感じました。

ケーキにより熊に変わってしまいましたが、そうした荒療法で二人の関係が変わると見越した魔女がかけた呪い、それによって禁忌を犯した王子も死に絶える・・・もしその未来がわかっていたとしたら・・・。

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