ディズニー映画「アナと雪の女王」に出てくる、愛くるしいマスコットキャラとしても人気の雪だるま「オラフ」。
オラフはマスコットでもありながらこの物語の進展を握る重要なキャラクターでもあり、アナとエルサの仲のよかった幼少時代と、そんな時を取り戻したい現代の2人を繋ぐ大事な存在となっています。
見た目とは裏腹な低い声とのギャップもあったり、氷の国アレンデールと正反対なくらい温かい心を持ったりしている、雪だるまとは思えないほどの濃さを出しています。
そんなオラフは、物語の中で様々な「名言」を放ち、多くの映画視聴者の心を癒し、暖めて来ました。
この記事では、オラフの声を演じた声優の紹介、そしてオラフの名言や素敵なセリフの数々をまとめて紹介していきたいと思います!
オラフの日本語声優はピエール瀧さん!
画像参照:ディズニー公式サイトより
「アナと雪の女王」のキャラクター・オラフの日本語吹き替えを担当されたのは、ピエール瀧さんです!
ピエール瀧さんはソニー・ミュージックアーティスツ所属のマルチタレントで、歌手活動のみならず俳優・声優・バラエティー出演・ラジオパーソナリティといった方向性の違う様々な分野の活動をこなしておられる方なんです!
俳優活動としては、最近のNHK連続テレビ小説(おひさま・あまちゃん・とと姉ちゃん)などの脇役を務めるほか、NHK土曜ドラマ「64(ロクヨン)」では主人公を務めるなど、演技の幅も広々としていて、いろんなところにはまっていけるすごい人なんです!
さらに1989年に結成した「電気グルーヴ」というテクノ系バンドではボーカルを務めていて現在も活動を続けており、老若男女とわず全世代の方から愛されているグループなんです!
度々行われるライブでは多くのお客さんの声援に見守られながら、今でも元気に歌う姿が見受けられます(´∀`)。
自分はテレビで撮されるライブ映像しか見たことないので、あまり生の歌声を聞いたことはなかったものですから、作中歌の歌唱力には驚きました(°д°)。
はじめての声優のお仕事が「アナ雪」!
画像参照:ディズニー公式サイトより
実はピエール瀧さん、今作「アナ雪」のオラフの声が声優としての初仕事だったんです!
顔つきは違いますが、おおらかな性格と暖かな雰囲気は、どことなく2人の共通点になっていそうな気がしますね(^ω^)。
ちなみに、英語版の「アナ雪」ではジョシュ・ギャットさんというフロリダの俳優さんがオラフの声を担当しました。
筆者は英語はてんでダメですのでCDで英語版の歌を聞く程度に留まってしまっていますが、ピエール瀧さんと同じように、表情豊かで優しさや深みがある声が印象深く感じました。
特にオラフが夏に憧れる歌「In Summer(日本語タイトル:あこがれの夏)」では、ピエール瀧さんの声が完全にジョシュさんの声と重なっている部分があり、ビブラートも含めて「英語もピエールさんが歌ってるのでは?!」と考える部分もありました(笑)。
2人の素敵なお声を選んでくれたディズニーに感謝ですm(_ _)m。
暖かい言葉がいっぱい♪ オラフのセリフ・名言集
画像参照:ディズニー公式サイトより
オラフは作品の中で、アナやエルサ、クリストフなどの多くのキャラクターに向けた名言や、そうとは知らずに放った何気ないものの心に残る多くのセリフを残してくれました。
見た目の愛らしさとともに、オラフの内面からくる優しさも「アナ雪」ファンに愛される大きな理由の一つですね。
ここでは、そんな癒し系のオラフが「アナ雪」で残した名言・セリフをいくつか紹介していきます。
アナたちとオラフが最初に出会った時に言った言葉
やあみんな、僕はオラフ!ぎゅーって抱きしめて!
アナとクリストフの前に突如現れた、言葉を話す雪だるま「オラフ」は、初めてであった2人に自己紹介をするシーンです。
初対面のはずなのに「ぎゅーって抱きしめて」なんて、本当に人見知りしない性格なんですね^^。
映画を見た方なら、このオラフのセリフでメロメロになっちゃって、オラフのファンになる!と決意を固めた人も多いのではないでしょうか^^。
ちなみに、このセリフを英語版のセリフで訳すと「あったかいハグが好き」という意味なんだそうです。
直訳でもなんとなくわかりますが、ここは吹き替え版制作チームの腕の見せどころですね!
アナがハンスに閉じ込められ凍りかけた時の言葉
アナのためなら溶けてもいいよ
画像参照:ディズニー公式サイトより
エルサの魔法がきっかけで身も心も凍りそうになり、決死の思いでお城に着くも待っていたのはハンスの冷遇でした。
今にも息絶えそうなアナを心配したオラフが暖炉に火をつけます。
溶けてしまうことを心配したアナに向かってオラフが言うセリフがこれです。
このセリフを言いながら、オラフのほっぺのあたりが少し溶けてしまうのですが、見ているこっちがなんだかヒヤヒヤしてきますよね^^;。
「友達のためなら、自分がどうなっても構わない」という自己犠牲の精神が詰まったこの言葉は、今の時代ではなかなか言うことも聞くこともできない言葉ですよね。
筆者もそうですが、やっぱり自分が大事なのはもちろんのことです。
でも、自分がどうなっても友達を助けたいと思えるのは、「自分のことも好きだけど、それよりも友達が大好き!」という愛情から来ているんじゃないかなと感じます。
今の時代の大人に向けて放たれたと思うと、なんだか心が痛くなりますね・・・^^;。
アナが失意に陥った時に放ったオラフの言葉
愛っていうのは、自分より人のことを大切に思うことだよ
画像参照:ディズニー公式サイトより
セリフの順序が前後逆になってしまいましたが、こちらでこの言葉を紹介させていただきます^^;。
この言葉は、アナがハンスに裏切られ「愛が何なのかわからない」とつぶやいた後に、オラフが即答したセリフです。
アナ自身は愛を感じる機会も少なく、少しの希望だったハンスの愛情さえも偽りだったと知った時の絶望感は測りしれません。
それでもアナはこのオラフの言葉を聞いて、自分の「愛」は間違っていなかったのだと少し安心したのではないかと思いました。
本当の気持ちを大事にすること、それさえ忘れなければ必然的に愛は自分のもとへ訪れる・・・本当に考えさせられる言葉ですよね。
「あこがれの夏」に溢れるオラフの気持ち
画像引用元:http://www.disney.co.jp/
最後はオラフの歌「あこがれの夏」の歌詞の一部からです。
辛いときには 夏の午後に 何をして過ごすか 夢みよう
夏を体験したことのないオラフが「あこがれの夏」を夢みて歌います。
タンポポの綿毛の舞う場面から始まって、オラフはビーチで日光浴しながら歌っています。
夢の中では、南風が吹いてもお風呂に浸かっても、溶けることもないですよね^^。
東京ディズニーリゾートは「夢がかなう場所」と言われています。
「アナ雪」ではオラフが夢みることの大切さを教えてくれています。
そしてオラフの存在はエルサが幼いころにアナと作った雪だるまの最終的な愛の結晶です。
DVDや録画した地上波放送で見返せる人は、2人の姉妹が仲良く雪だるまを作れていた場面や、エルサが魔法で雪だるまを作るシーンを探して、ぜひ見てみてください。
レットイットゴーの歌の中で、エルサが手袋をはずして、ありのままの自分になった場面の中です。
オラフの後ろ姿を見ると、エルサとアナが「オラフ」の存在を通して、ずっとつながっているように見えてきて、アナ雪のアナ・エルサ・オラフ・3人の絆をいっそう強く感じることができますよ。
オラフの「真実の愛」のおかげで、エルサとアナも「本物の愛情」を確かめ合うことができました。
オラフが誰からも愛され、頼りにされるキャラクターなのも納得ですよね^^。