ミッキーのドラムショーが花形で人気の「ビッグバンドビート」。
ディズニーシー15周年の2016年春にリニューアルされました。
曲目、公演時間、席が抽選かどうか?など、リニューアル後のビックバンドビート情報が気になりますよね。
先日見に行ってきましたので、ショーの内容も含めてお伝えしたいと思います。
ジャズ音楽がよくわからない人向けに、「ネタバレあり」で書きました。
演奏曲目と内容紹介のほか、公演時間、席が抽選かどうかについても述べていきます。
鑑賞のお役に立てましたら幸いです。
画像引用元:http://www.tokyodisneyresort.jp/
【ビッグバンドビート】リニューアル後の曲目は何?〜その1〜【ディズニーシー】
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一番目立つ最初と最後の曲は、リニューアル前と同じ曲を残してくれています!
他にも1〜2曲、前のと同じのもありますが、それ以外は全て、「新しい曲」に入れ替えられたんですよ。
1920年代〜1940年代、アメリカで大流行したジャズのヒットナンバーが勢ぞろい。
全て英語の歌なので、楽しく聴けるように、簡単な解説も入れてみますね^^。
1.スウィングしなけりゃ意味がない(旧・新:It Don’t Mean a Thing)
リニューアル前と引き続き、トップバッターの曲。
「ドゥワッドゥワッ」の掛け声がノリノリです。
冒頭からミッキーが登場します。
2.夜も昼も(新:Night And Day)
「beat beat」(ドンドン)「tick tock」(チクタク)「drip drip」(ピチャピチャ)など、繰り返す言葉が楽しめる歌です。
「夜も昼も、あなたのことばかりなの」(Night and day, you are the one.)という「恋の歌」なんですよ^^。
ミディアムテンポで落ちついたムードの曲で、英語がわからなくても知らない間にビッグバンドの世界に引き込まれます。
3.A列車で行こう(新:Take the ‘A’ Train)
「A列車」とはニューヨークの地下鉄A線(8番街急行)のことです。
その快速電車に乗ると、ジャズ音楽が盛んな黒人の街(ハーレムのシュガーヒル)に行けるよ、という歌です。
ジャズは自由の象徴、開放的なサウンドでワクワク気分を盛り上げる曲なんですよ。
4.気まぐれレディ(新:The Lady Is A Tramp)
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アメリカの社交界にいながら、それを窮屈に感じているレディ・トランプの歌です。
歌の出だしが「夜8時のディナーは遅すぎて、お腹が空きすぎる」という主張なんです^^。
当時の社交界では、ディナーやお芝居など、女性が早い時間に行くと「はしたない」と考えられていて、そのしきたりに反発し、自由を求める今風の女性の歌なんですよ。
「わんわん物語」の登場ワンちゃんの名前、箱入り「レディ」野良犬「トランプ」といいます。
この曲から名前をもらったのかもしれないですね。
いよいよこの次からディズニーキャラクターが登場します!
5.サヴォイでストンプ(新:Stompin’ At the Savoy)
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お待ちかねディズニーキャラクターは「グーフィー」の登場です^^。
ニューヨークに「サヴォイ」という大変人気のあるダンスホールがあり、そこでダンスを踊りましょう、というのが曲のタイトルです。
歌の2フレーズ目から「あなたの唇は温かい」(Your lips so warm)「ワインのように甘い」(sweet as wine)と、とろけるような歌詞が続きます。
この曲でグーフィーはうっとりするように、椅子に座って歌を聴いているんですよ。
【ビッグバンドビート】リニューアル後の曲目は何?〜その1〜【ディズニーシー】
では後半いきましょう!
6.ジャンピン・ジャイブよりビューグル・コール・ラグ(新:Jumpin’ JiveよりBugle Call Rag)
この2曲は、グーフィーが指揮棒を持って、さっそうと指揮をします!
背が高いので、指揮する姿がとってもカッコイイんですよ^^.
「ラグタイム」というテンポよい曲なので、思わず客席から「手拍子」が起こったりします。
気持ちが乗ってきたら、一緒に手拍子に加わってくださいね♪
7.ディガディガドゥ(新:Diga Diga Doo)
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お次はデイジーダックの登場で、大人な色っぽさで「ディガディガドゥ」を演じます。
デイジーファン悩殺!とファンの間では言われてる曲なんです^^。
「ディガディガドゥ」というのは「心臓の鼓動」の音。
「あなたのものは私のもの。私のものはあなたのもの」
恋人同士で心臓の鼓動を確かめ合う歌なんです。
英語はわからなくても、「diga diga」という声の響きを聞いただけでドキドキしてきますよ。
8.ほほ寄せて(新:Cheek to Cheek)
続いてミニーマウスの登場。「チークトゥーチーク」を演じます。
「チーク」とは頬(ほほ)のこと。
大好きな人と手をつないで「ほほ寄せあって」踊ると、天国にいるよう…。
という、ミニーとミッキーが送る「幸せいっぱい」の曲です。
9.フォー・ブラザーズ(新:Four Brothers)
「ホルン吹きの4兄弟」という意味のタイトルです。
実の兄弟とは違うのですが、息の合ったホルンを吹く、兄弟のような男たちについて歌った、楽しそうな歌です。
歌手も4人ですし、キャラクターも4人が登場します。
プルート、デイジー、ミニー、ミッキー。
「あれ、ドナルドは出てないの!?」とふと思ってしまいました。
クリスマスバージョンだけでもいいから、ドナルドにも参加してほしいですよね^^。
このあと楽器ごとにバンドメンバーの紹介となります。
曲は3種類あってその公演内容によって違うようです。
3曲の違いを予習していきましょう^^。
10.オールオブミー(旧・新:All of me)
楽器紹介で歌なし、軽快なリズムが耳に心地よい曲です。
もともとは彼に去られた失恋女性の歌で、どんな歌かといいますと、
「私の唇も、腕も、持っていって。だって私の心の部分をあなたが奪っていったんだから。」と未練たっぷり。
彼が去ってしまったのに強がって歌う女性がニューヨークらしいなと思っています。
10.ス・ワンダフル(新:’S Wonderful)
「It’s wonderful」のおしゃれな省略形をタイトルにした歌。
この曲を作ったのは「ガーシュウィン」というポピュラーとクラシックの作曲家なんです。
ビッグバンドビートではジャズの曲が大半なので、少しジャズから幅を広げたように聞こえる音楽です。
10.バイバイ ブラックバード(新:Bye Bye Blackbird)
「ブラックバードにさよならする」とタイトルはシンプルなのですが、主人公やブラックバードが誰(何)なのか、幅広い解釈のある歌なんです。
・不幸続きだった奥さんと別れて違う女性に行こうとしている男性の歌
・黒い鳥から離れて青い鳥が待っていてくれると前向きに進む心境の歌
・「お金をくれる男の人たち」の世界から足を洗い母親のいる故郷に帰る女性の歌
私自身もどれが曲にふさわしい解釈なのか決められませんでしたが、楽器紹介には歌詞がないので、各楽器の音を純粋に楽しもうと思いました^^。
そしてお待ちかね、ミッキードラム曲の登場です!
11.シング・シング・シング(旧・新:Sing Sing Sing)
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ジャズの定番曲「シング・シング・シング」です。
英語や音楽がわからない人でも「シング、シング・・・」の歌詞がハッキリ聞き取れ、ドラムに合わせて体が動くような曲なので、誰でも楽しめます。
ディズニーシーの「シング・シング・シング」は、ミッキーのドラムさばきが「神がかってる」と大好評なんですよ^^。
本職のドラマーと互角でドラムを打ち合うミッキー。
会場は最高に盛り上がりを見せます。
青春映画「スウィングガールズ」で、東北の女子高校生たちが、吹奏楽部でビッグバンドを組み、練習していた曲でもあります。
吹奏楽の経験がある人は、自分で演奏したことがあるかもしれないですよ。
「この曲が一番好き!」という人も大勢いるのではと思います^^。
もちろん私も「シング・シング・シング」のミッキードラムがとっても楽しみです♪